2019年5月31日金曜日

傘、貸します(キノノキ掲載)



5月なのに7月中旬の気温を記録する日が続いています。
しかし間違いなく、梅雨前線は近づいているようです。

私は湿度と気圧に弱く、それに蒸し暑さが加わる梅雨はとてもしんどい。
毎年「梅雨を快適に過ごす方法」がこの時期の自分のテーマとなっています。

室内ではある程度くふうできるのですが外出時はなかなか難しい。
というより外に出たくない。
でもふと気づいたのは「雨は嫌いだけど、傘は好き」ということ。
なんとなく、傘の下って、傘をさしていない時より、じぶんの空間が守られている気がするのです。
もしかすると、傘の下ではもうひとつの人生を楽しめるのではないか、
今回はそんなことを考えながら書きました。


下記リンクから、お読みいただけますのでお時間ある時にぜひ。




ちなみに「梅雨を快適に過ごす方法」室内編としては
●リネンのパジャマ(長袖)……湿度による冷えと蒸し暑さの解放を両立。
●青竹……足がむくむので踏みまくる。
●日本酒入浴……入浴剤のかわりに200mlくらい入れて発汗する。スーパーのカジュアルなお酒でよい。私は赤い「まる」を使ってます。

です!すべて個人の感覚です!

素敵な梅雨の過ごし方、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。




2019年3月30日土曜日

空気を読む(キノノキ掲載)


全国に先駆けて東京では桜の満開宣言が出ましたが、その後寒い日が続いています。
私は毎年、春先になると明け方に目が覚め、心がざわざわとして
「会社に行きたくない」
「大人になりたくない」
という気持ちになるのですが、どういうわけか今年は平気のようです。
※ちなみにフリーランスのため会社に行く必要はないし、じゅうぶん大人なので大人を求められることもありません。

キノブックスさん(出版社)のwebサイト・キノノキに『空気を読む』というお話を掲載していただきました。
実はこの話はずいぶん前に、そう、ショートショートを書きはじめて間もない頃に一度書いたことがありました。
そのときはアイディアはあったものの、どう終えていいのかわからず、なんとなく中途半端なつぶやきのような状態でした。
今回はアイディアを蔵出しして、もろもろ整え、ぶじ世にだすことができました。

「空気を読めることは幸せか」
私は当然のように、読めないより読めた方がいい。その方が生きやすいし!
と思っていました。
しかし実際そうでしょうか? 
私はときどき、空気を読むほど自分の心はなくなるな、と感じることがあります。

この答えはいまだにわかりません。


この物語の中にでてくるカフェとマスターは、実在します。
「空気が読める」とはちょっと違いますが、とても居心地よく、そして何においてもふんわりスマートなのです。
冒頭で「大人になりたくない」という気持ちを持つことがあると書きましたが、このマスターのような大人にならなりたいかも。

この素敵空間にご興味のある方は、ご連絡いただければご案内しますよ。


すっかり話がそれてしまいました!
というわけで、毎度リンクから見ていただく形でお手数おかけしますが、「空気を読む」作品そのものは、下記からお読みいただけます。

http://kinonoki.com/book/monogatari-factory/factory99.html





2019年3月16日土曜日

めくる(光文社文庫・第6回ショートショート入選)


消えたブログが見つからぬまま、いつのまにか3月に入っていました。

光文社文庫(出版社)のwebサイトにて、ショートショートのコンテストのようなものがあり、このたび入選することができました。
テーマは図書館。
私は『めくる』という作品で入選しています。

このコンテストの〆切は昨年の12月で、ちょうどキノブックスさんの連載がお休みの時でした。
とはいえ年末でそれなりにバタバタしていたのですが、とにかく気合いで出しました。
私はまわりには「相手の事情を考えない人ってイヤ」などと言っていますが、自分自身に関してはかなりブラックで「できるできないじゃなく、やるんだよ!!」とゴリ押しすることが多く、昨年末もそんな感じだったと思います。


「図書館」というテーマをきいて、私の心にぽっと浮かんだのが

森の図書室(渋谷)
http://morinotosyoshitsu.com

ヒルズライブラリー(六本木)
http://www.academyhills.com/library/roppongi/index.html

この2つ。
ターゲットは違いますが、いずれも本を読んだり借りたりするだけではなく、新しい時間・経験を提供しています。

これからはもっと、こういう企画図書館のような場所がふえていくのではないか?
それはどんな図書館か? そして、どんな事件が起こるか?

いろいろなタイプの図書館を考えましたが、なるべく現実に即したものがよいかなと思いました。なぜならリアリティ! 説得力! とさんざん言われてきたので・・・

ここをベースに、ああでもない、こうでもない、と物語を書きました。
お読みいただければ、幸いです!


作品をダイレクトにお読みいただく場合はこちら(左側をクリックすると進みます)
https://yomeba-web.jp/novel/i/?book=ss-mekuru



入選ページ全体はこちら(講評が書かれています。このページは更新されると消えてしまうようです)
https://yomeba-web.jp/ss/ss-offer/




2019年2月1日金曜日

恋のアンテナ(キノノキ掲載)


寒い日が続いています。
そして、空気が乾燥しているせいか花粉も飛んでいます
消えたブログが見つからないまま、作品掲載のお知らせです。

キノブックスさん(出版社)のwebサイト・キノノキに『恋のアンテナ』というお話を掲載していただきました。
これまでのブログが消えてしまったのでちょっと説明します……

今回の『恋のアンテナ』が掲載されているのは、キノノキの中の「新・世にも小さなものがたり工場」という1コーナー。
「新・世にも小さなものがたり工場」はキノブックスさんが主催する、ショートショート大賞で優秀賞を受賞した9名による競作連載のコーナーです。
更新は月に1回。
その月の平日の最終日(1月なら31日)に掲載の予定です。
テーマは「翌月に関すること」なので、1月末掲載のものは、2月のことについて。
2月末掲載のものは、3月のことについて。
という感じです。

それぞれ担当編集の方がいらっしゃるので、この方が「OK!」と言わなければ掲載されません。実際、今回の物語も初稿段階では
「オチが弱すぎる。これでは掲載できない」
と言われ、修正のうえ、現在の形になっています。


今回の作品は会社員時代、あまりに忙しくヘトヘトになって、でも世の中バレンタインだからときめこうぜムードで、「いや、ムリ。いま自力じゃときめけない」と感じた気持ちが背景にあります。
「自力じゃときめけない」
ここが出発点となり、アイディア、2月という設定、と肉付けして形となりました。


実際の物語は、下記リンクからお読みください。

http://kinonoki.com/book/monogatari-factory/factory94.html